さて、先に家族の事を書きましたが、トーマス・ゲインズバラ自身もエキセントリックだったと言います。
左は1754年の自画像。未完成です。
ここには、彼の社会に認められる存在になりたい自分と、その気持ちを裏切るようなある種の大胆さと、さらにその大胆さの逆の自信のなさが混ざりあっているようです。
実際の性格も、積極的で魅力もあり、機知に富んだ話し手でもあると同時に、非常に控えめで時には自信のなさが目につくこともあったとか。 一つの事を執念深く研究し続けたりもしました。そして、彼の絵に顕著なのは、女性に対する感情です。
"Deeply schooled by petticoats"
これは彼自身の言葉です。ゲインズバラは女性に対する性的な感情、感覚を絵画という形で表したと言われます。それは女性の肖像画の多さを考えると頷けます。
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